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ハンドピック(豆より)は、なぜ必要か?

 

 
米を研いでいる時、石粒や虫の死骸、ガラス片などが見つかったらどうしますか?直ちに摘み出しますよね。それがハンドピックです。
 
コーヒー豆も同じで、ものによっては石や木片、ガラス、金属、コーヒー豆以外の植物の実etc.異物がいっぱい混じっています。
それと、発酵豆やカビ豆、黒豆、虫食い豆、未熟豆、死豆、貝がら豆といった欠点豆も多く含まれています。
異物が混ざったまま焙煎すれば、焙煎機を傷める原因にもなりますし、コーヒーミルを傷める原因にもなります。
 
また、欠点豆入りの焙煎コーヒーは、腐敗しかけた鼻をつくような強烈な匂いがし、酸味でなく、酸っぱい味のコーヒーができあがり、せっかくのコーヒーの味を台無しにしてしまいます。欠点豆から生じる悪い味は、いくら焙煎テクニックを駆使しても隠すことができないのです。
 
ハンドピックすると、平均でも15~20%、多いものは40%も目減りします。
それでも、おいしいコーヒーが飲みたい。飲んでもらいたい。
それが、北工房の願いです。だから、焙煎するたびに丁寧にハンドピックしています。
良い豆を安心してお飲み下さい。